IKA 恒温器新発売

高度な温度安定性を発揮する恒温器や、エネルギー効率を向上し省エネタイプにした冷却水循環装置を発売開始

IKA は小型恒温器ICC basic と ICC control や省エネ型冷却水循環装置 RC2 basic とRC2 control など恒温器シリーズを発売。このドイツBaden州南部Staufenに本社を構えるメーカーは、今回の製品開発に際し、安全性と温度の安定性に特に注力してきました。冷却水循環装置の開発に際しては、消費電力を従来品の半分以下に抑えることに成功しています。

ICC basic と ICC control:
100年を超える歴史を有するメーカーが自信と誇りを持ってお勧めする小型・投込式恒温器 ICC basic と ICC control はリーズナブルな価格帯でありながらウォーターバス、オイルバスを常温~150℃の範囲で温度制御するエントリーレベルの恒温器です。 この商品の開発については、特に安全性と使い勝手に注力しています。上部の「取っ手」がバスへの機器据え付けや取り外しを簡単に安全に行えるようなっています。また下部(液浸部)構造は、ヒーティング管を打痕、ダメージから保護できるデザインになっています。

ポンプ能力はICCシリーズで最大吐出圧0.3 bar 最大流量18L/min. を備え撹拌作用があり、オープン型はもちろんクローズ型の水槽への循環用にポンプコネクションもアクセサリーとして準備されています。また、外部冷却水循環装置を接続し冷却効果も作用させることができるよう冷却蛇管を付けています。 2000Wの加熱出力が表面積16,000m㎡の加熱蛇管から放出されます。この放熱表面積の大きさは急速な加熱と放熱部分と水槽内液体の温度差を最小限にするだけでなく、特にオイルを含んだ流体の場合、その交換サイクルを長くすることになります。

PID制御の温度調整機能を採用し、温度制度を± 0.01Kまで向上( ICC controlの場合)し厳しい温度制御を必要とするアプリケーションにも対応可能です。

安全性に関しては他シリーズ同様、様々な工夫が施されています。独立回路にした安全温度センサー、水槽内液体の最大最小量の感知機能や独自設定できる境界点など。ICC basic と ICC control には USB ポートも設けられています。 ICC control には外部温度センサー用の接続ポートも設けられています。ICC control においては他モデルのコントロールバージョンと同様、指一本で各設定ができるシンプル操作モニターが設けられており、10段階で温度を上昇させるプログラムを組むこともできます。

RC2 basic と RC2 control:
冷却水循環装置 RC 2 basic と RC 2 control はIKA にとって初の -20°Cまでの冷却温度制御装置になります。 400Wの冷却能力 (at 20°C)という省エネタイプでありながら, エネルギー効率を高め(従来品に比べ60%向上)し、温度制御精度± 0.05 K を実現(使用条件により異ななる場合があります)、エバポレーター、カロリーメーター(熱量測定装置)、ラボ用小型反応器などの冷却において、十分すぎるほどのパフォーマンスを発揮します。

この装置の開発においてキーとなったのは、エネルギー効率の向上(省エネ)でした。蒸留、凝縮作業において従来品(競合他社品)に対して60%の省エネを目指して開発されました。このクラスではとてもユニークなスピード制御コンプレッサーを採用し、電子制御式膨張バルブの採用も相まって、この省エネ目標を実現しました。熱はマイクロチャンネルヒートエクスチェンジャーと制御ファン内臓のコンデンサーによって分散されます。ファンはエネルギーをセーブしながら、低ノイズに抑えられています。この技術が、温度制御精度± 0.05 K という高いレベルの安定性を実現しています。

撹拌作用のある、最大で0.3 bar の吐出圧、最高流量15 L/min.のポンプ機能は RC2にも搭載されています。 液量コントローラーとの併用で、外部水槽を直接冷却することもできます。RC2 control には外付け温度センサー用のポートが設けられており、バス内の温度をフィードバックし、機器の冷却機能を制御することが可能です。