
ライフサイエンス
SARS-CoV-2検査
RT-PCR 診断用サンプルの前処理
SARS-CoV-2診断テストが本格化しています。ベルリンのシャリテ病院のウイルス学者であるクリスチャン・ドロステン*によると、これまでのドイツでの流行が中程度で済んでいるのは、すべてこの臨床検査のおかげです。 したがって、多くのラボでは、特にRT-PCRテストの準備段階で、安全なサンプル準備のための信頼性の高いデバイスが必要になっています。
2019-nCoV向けRT-PCRテスト用サンプル準備の3つのフェーズ
WHOは、試験を実施している試験所向けのガイドラインを発行しています。鼻または中咽頭スワブ後の2019-nCoVの安全なテスト結果では、事前に徹底的なサンプルクリーニングが必要です。
ライフサイエンス向けのIKAラボ機器を使用すると、サンプルを準備する個々のステップを確実かつ迅速に実行できます。 とりわけ、IKAデバイスは、医療診断ラボのテストで迅速にトレーニングと習得が必要になる可能性のあるスタッフを含め、すべての人が操作できます。SARS-CoV-2の実際のテストをする前に、まず3段階のサンプルの前処理が必要です。
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サンプルの前処理
咽頭/口腔などの粘膜細胞が分離・混合 され、細胞懸濁 液 が 作られます 。, ピペット このとき、 RNA は RNase などの酵素に より極めて速く破壊されてしまうため、 RNase/ Dnase フリー のフィルター を備えた ピペットが 必要となりま す 。ピペットサンプルの種類によっては、WHOが推奨するものよりも大きいものも使用できます。PETTE 新しいピペットシリーズのIKA PETTE は、人間 工学 に基づいたデザインにより、いままでにない快適さを提供します。 日常の頻繁な分注作業が極めて楽になることでしょう。遠心分離機 aと シェーカー も使用されています。
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Lysis
試薬で溶解処理することで、 ウイルスの エンベロープ を 破壊します。ここでも終始安全なピペッティング が要求されます。処理時 の温度制御機器として、 1.5mL チューブ用アタッチメントもしくは、 2mL チューブ用アタッチメント付きの、高品質サーマル シェーカー IKA Matrix Orbital Delta F1.5 or F2.0 ,などの使用を推奨しております。
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精製・抽出
精製および抽出作業用のピペットは、容量固定式か, pipettes またはWHOで様々なサイズ(2, 10, 200, 1000 μL) が推奨されているため、容量可変式ピペットが理想です。 破砕した成分を再び遠心分離機にかけます。 IKA G-L 中速遠心分離機, は、このフェーズ内の洗浄・分離プロセスに最適です。
3つの準備フェーズが完了後、ようやく検査に移ることができます検査ではまず、コロナウイルスが含まれている可能性の高い患者サンプルのRNAから、転写反応によりcDNAを合成します。さらにサーマルサイクラーで複製を繰り返して、検出可能な10^9以上に増やす必要があります。複製は、プライマー(ウイルスRNAに対応するDNA断片) の助けを借りて行われます。コロナウイルスRNAまたはcDNAがサンプル中に存在する場合複製プロセスが開始されます。コロナウイルス判別用の遺伝子型プライマーをサンプルに追加して、コロナウイルスの遺伝子型が患者サンプルと一致しているか(陽性)異なるか(陰性) を判定します。
SARS-CoV-2検査
最良の結果はこの機種で:
Thermoshakers
Centrifuges
Dry Block Heaters
Pipettes
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